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シアバター豆知識

・・・シアバターができるまで・・・

シアの木(アカテツ科)の生育地帯であるアフリカ大陸の北緯5度から15度のシアベルト内に位置するウガンダ北部に自生するシアの木の種子(シアナッツ)の胚(シアカーネル)から得られる植物性脂肪でシアバターと呼ばれる貴重な天然オイルです。
現地の女性たちは食用オイルとして使用するだけでなく、肌や髪の毛にすり込んで乾燥から肌を守るために使用。傷や火傷の治療目的や白髪、脱毛予防にも用いられている万能オイルです。成分のほとんどがステアリン酸とオレイン酸で、酸化しにくいため保存に適しております。また常温では固形で肌に塗ると体温で溶け浸透するために油脂であっても「オイル」ではなく「バター」と呼ばれています。シアの実
   収穫されたシアの実



シアの木の寿命は200年。花を咲かせるまでに約20年、実を付けるまでにさらに20年を要し、3年に一度実を付けると言われており現地では神秘の木として崇められています。(文献より引用)
乾季の1月~2月に花が咲き、その2~3週間後に実が生ります。 3月~5月が収穫時期ですが、熟れて自然に落ちた実を拾い集め収穫します。

シアの木
シアの木
シアの実
シアの実
シアの花
シアの花


シアバターの手づくりプロセス
保管庫
シアの実の保管庫
選別
選別作業中の女性 農家の女性たちが木槌を使い種子(シアナッツ)を割って殻を取り除きます。
砕いて殻を取り除いた中の胚(シアカーネル)を選別し、黒く傷んでいる物を取り除いた後、乾燥させ麻袋で保存します。

【ポイントその1】収穫直後に圧搾するより半年~1年ぐらい寝かせておく方が、より良質のオイルができあがります。
粉砕
粉砕作業 粉砕した実
シアの実を機械で細かく粉砕します。
2回この作業を行います。
分離採取
シアカーネルとお湯を混ぜる 沸騰させたお湯を粉砕したシアカーネルに混ぜ合わせます。白っぽさがなくなるまでじっくりと手で感触を確かめながら混ぜ合わせます。

【ポイントその2】シアバターの融点は低いため、お湯と混ぜ合わせる程度の温度でオイルを分離させ採りだすことができます。
圧搾準備
小分けして袋詰め
強度の強い袋に小分けして入れる。
洗濯された袋
※小分けした袋は洗濯して破れるまで再利用しているのだそうです。
圧搾作業
圧搾 圧搾機に小分けした袋を重ね入れ、重りを乗せる。男性2人がかりで圧搾し、オイルを絞りだす。

【ポイントその3】絞りカスは捨てずに乾燥させておいて、良く燃える燃料として使用しています。
不純物除去
煮沸 絞りだしたオイルに水を加えて混ぜ合わせ、30分火にかけ熱します。オイルは上に分離していくので、沈殿した不純物を丁寧に取り除きます。 もう一度火にかけ、残っている水分を飛ばし、純度を高めます。右の写真はでき上がったオイル。

【ポイントその4】水の撥ねるパチパチ音がしなくなるまで慌てないこと。
濾過・密封保管
フィルターでこしてから保存 火からおろし、熱いうちにフィルターを3枚重ねたもので濾します。濾したオイルをなるべく空気に触れさせない、また水分を吸収しないようにするために、密閉容器に移し保存します。
ウガンダ手づくりシアバターのできあがりです。
(Smile工房内でこのシアバターを石けんに加工し、精練用石けんとして使用しております。)
製造スタッフ
シアバター製造スタッフと/ 2009年7月